こういう質問をすると
『あ〜、聞いたことがあります“エゴグラム”ですよね』と
多くの人が答え

エニアグラムの認知度はまだまだ低いのですが
私がいろいろと学んだ中でも、超高精度と感じ、
一番信頼できるツールがエニアグラムになります

エニアグラムは本当に学べば学ぶほど
奥が深く一生掛かって学ぶものだなぁ〜と
感じたりすることもよくあります

そんな奥が深いものなので
今日はエニアグラムをリードしてきた
先達のお言葉をお借りしながら書いていきたいと思います。
まずは『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)
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はじめに
今、ビジネスに携わる人々は、
会社人間だけが人生ではないことに
気づき始めている。
同時に、ひとつの会社に依存すれば
一生安心していられる社会構造は
崩壊しつつある。
心の支えや人生の指針を見失い、
右往左往している人が
なんと多いことか。
この現象は、日本だけではなく、
先進諸国が共通して体験している。
激動の時代を迎え、
ビジネスマンたちは、
生き残りをかけた闘いを
繰り広げているが、
何か満たされない感じや
空回りばかりしている感じに
さいなまれている。
会社に守ってもらいたいという願望や、
過去にしがみつきたいという衝動に
囚われているビジネスマンも少なくない。
自分の生き方、
自分の生かし方がわからない日々は、
あまりに心もとないのだ。
確かに現在、生き方の見本を
見つけるのは難しい。
というより、すでに自分の生き方を
各人が見つけ出さなければならない時代が
到来しているのだ。
そして、自分なりの人生を
価値あるものにするためには、
自分を真から生かす知恵が
ぜひとも必要になる。
そこで私が、
自分を生かすための知恵として
おすすめするのがエニアグラムだ。
エニアグラムは、二千年以上の歴史をもつ
非常に神秘的な人間学だ。
そしてその高度な知恵は、
現代まで生き続け、
現代人に譲り渡された。
私は、今ほどこのエニアグラムの知恵が
求められている時代はないと感じている。
エニアグラムの第一のメッセージは、
「人間は、九つの本質の中の一つを与えられて、
この世に生を受ける」という、
にわかには信じがたいものだ。
しかし、それが事実であることは、
すでにアメリカを中心に世界各国で
科学的に検証されたのだ。
エニアグラムがめざすのは、
あなたが、よりよく生き、
あなたの能力や個性を
最大限に生かすための知恵を
提供することである。
エニアグラムを学ぶことで、
あなたはまず、
しがらみや囚われから解放され、
自由になった自分を知ることができる。
そして、自分の良い部分と悪い部分を知り、
それをすべて受け容れ、
自分自身と仲よしになる実感を
味わうことになる。
さらに自分を受け容れるのと同じように、
他の人も受け容れることができるようになり、
その結果として、
人間関係の劇的な改善を体験することになる。
本書は、あなたが新しい生き方を実現するための
地図にすぎない。
「こっちへ行くより、あっちの方がいいですよ」と
提案する地図だ。
しかもとてもよくできた
「あなたの人生の地図」だ。
変化の時代に生きるあなたは、
好むと好まざるとにかかわらず、
これから新たな山登りをし、
自分の足で一歩一歩踏みしめながら
頂上に向かうことになる。
その頂上には、幸せや豊かな人生があってほしいと
願うのは当然のことだ。
そしてあなたは、
この地図を手に取った。
エニアグラムという、
ちょっと不思議な地図を・・・・・・。
それはとても幸運な出会いと言えるだろう。
ただしこの地図の読み方は、
けっして簡単ではない。
常にあなたの内面との対話を
心がけなければならないからだ。
しかも私は、この地図を
頭から信じてほしいとは思っていない。
疑いながら、日常生活の中で、
エニアグラムの信憑性を
検証してほしいのだ。
エニアグラムは、
その意味と価値を理解する人々に、
既存のどのような人間学や心理学より
貴重な知恵を提供してくれる。
そしてあなたは、
自分自身も周囲の人々も、
これまでには考えられなかったレベルで
生かすことができるようになる。
本書が、あなたの「人生の地図」として
活用されることを心より祈っている。
鈴木秀子
人間の本質は必ず九つに分類できる
「エニアグラム」という言葉は、
ギリシャ語で「9」の意味をもつ「エネア」と
「図」の意味をもつ「グラム」の合成語で
「九つの点をもった図」を意味する。
その全容は、次ページの図1のような円と、
そこに付された九つの点、
さらにその九点を結ぶ線で表わされる。
この単純な図の中に
人間の内面の地図のすべてが表わされている。
にわかには信じがたいだろうが、
本書を読み進めてもらえば、
この円と点と線だけの図が
いかに巧妙に構成されているかを
納得してもらえるはずだ。
血液型分類や星座分類のような
性格分類に興味を示す人は多い。
「自分とはいったい何者か?」というのは、
多くの人が抱く疑問であり、
血液型や生まれた時期だけで、
自分を知ることができるという単純明快さに
人は引きつけられるのだろう。
しかし、人間の性格は十人十色といわれる。
似たような性格に見える人でも、
細部を観察すれば、異なる部分が見えてくる。
この多様な人間の性格を安易に分類し、
決めつけることに反感を感じる人も
またたくさんいる。
エニアグラムでは、
「人間には九種類の本質があり、
すべての人間は、そのうちの一つをもって
生まれてくる」というのが公理だ。
しかも男女がほぼ半分ずつの比率で
生まれてくるのと同様に、
世界中のどの地域でも、
各タイプの本質をもった人間の数は、
九等分の比率であると規定している。
安易な分類を好まない人々にとっては、
これもまた非科学的な決めつけに感じるだろう。
ただし、エニアグラムがめざしているのは、
分類ではなく、あなたを衝き動かしているエネルギーを
バランスのとれた状態にもっていくことにある。
エニアグラムでは、すべての人間が、
自分では自覚していない
すばらしい能力をもっているとする。
そしてまず本当の自分、
つまり本質を探し出し、
それを前提にあなたにまとわり付いている
こだわりやためらい、恐怖、過信などを自覚し、
あなたの“本当の可能性”を伸ばすための
バランスを回復させるのだ。
タイプ分けは、
こうしたエニアグラムの恩恵を受けるための
スタートラインなのだ。
しかし、あなたは
「何を根拠にそう断言できるのか?」と
問うかもしれない。
安易な分類を嫌う人々の多くは、
他の性格分類と同様に
抵抗を感じるはずだ。
その問いに答えるためには、
まずエニアグラムの歴史について
語らねばならない。
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文中に「人間は、九つの本質の中の一つを与えられて、
この世に生を受ける」と書かれています

エニアグラムは9つのタイプに分かれています

私たち一人ひとりは9つのタイプの要素を
すべて持ち合わせているのですが
基本となるタイプが1つだけあると理解して下さい

九つの本質の中の一つを与えられていて
他の要素は無いという意味ではありません。
さて、ここで、弓道の的をイメージして下さい。
中心に一番小さい円があると思います。
それが先天的(産まれる以前)に持っている“気質”。
そして中心の一番小さい円の外側にある円。
それが後天的(産まれた後)に環境とかに
影響され出来た“性格”と考えて下さい

ですから“性格”は直すことが可能ですが
先天的に得られた“気質”は変わることはありません。
よく、みなさんも触れる機会が多い
血液型分類とかは、統計的に調べてみると
こういう傾向が強いというものですが
エニアグラムは先天的に得られた“気質”に
フォーカスしているので
本質をついた超高精度さがあります。
エニアグラムで何が知れるかということで
『エニアグラム 自分のことが分かる本
------------------------ここから------------------------
《自分を理解する》
「自分自身を知る」ということは、
すべての基本です。
自分の性格タイプを知ることで、
客観的に自分を把握することができ、
自分の適性や可能性を
どう伸ばしていけばいいか、
方向性が見えてきます。
逆に、マイナスの傾向性や
陥りやすいパターンを知ることにより、
取り組むべき課題が分かります。
《人を理解する》
エニアグラムは、
他者を理解するためにも
優れた地図となります。
世の中にはいろいろな人がいて、
さまざまな価値観があることを
きわめて具体的に教えてくれます。
ストレスの最大要因といわれる人間関係においては、
なぜ相手がそうした行動をとるのか、
なぜ関係がこじれたのか、
理解できないことが苦しみを生みます。
トラブルが起きた際、
相手の行動に対し、「なぜ?」という疑問が
解消されないまま、
終わってしまうことが多いのです。
そんなケースでも
相手の行動の理由が分かれば、
前向きに解決方法を考えることも
できるはずです。
エニアグラムのユニークな点は、
各タイプについて、
あたかもその人の内側をのぞいているかのように
具体的に説明していること。
多くの人がエニアグラムの本を読むと、
「なぜ自分の心の中がこんなに分かるのだろう」と
驚きを感じるほどです。
《お互いの関係をつくる》
自分のことが分かり、
相手のことが分かると、
お互いにとっていい関係をつくることができます。
エニアグラムは、
人との効果的な関わり方や、
相手の可能性をどう引き出すかについても
アドバイスしてくれます。
個人同士の関係においても、
会社や学校など組織の中でも、
性格の違いからくるすれ違いや葛藤により、
本来の可能性を活かせないのは
もったいないことです。
お互いの可能性を活かし合い、
ともに成長していくということは、
理想論ではなく、現実にできることなのです。
------------------------ここまで------------------------
私はエニアグラムを知って
自分が今まで無意識の中でついつい反応してしまった
行動原理を知ることができました

そして、それぞれのタイプには
衝き動かしている根源的なエネルギーがあるのですが、
そのエネルギーがバランスのとれた状態に
もっていくことが可能です

また、自分の良い部分と悪い部分を知ることができます

よく『またやっちゃったよ』ということって
よくあると思いますが、自分のマイナスの傾向性や
陥りやすいパターンを知ることで
取り組むべき課題が見え、
その課題に取り組むことで
今までは、起きてしまった後に後悔していたことが
今後は未然に防いでいくことが可能になってきます

さて、ここでもう一度
『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)
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「囚われ」に気づくだけで、自分自身に優しくなれる
あなたの性格の悪い傾向である
「囚われ」を意識し、認めることは、
けっして愉快なことではない。
「私はここまでひどくない」と
憤慨する人もいるだろう。
しかしエニアグラムは、
人間は、誰でも、各タイプ特有の
「囚われ」をもっていると説く。
程度の差こそあれ、
誰もが囚われているのだ。
そして「囚われ」を知ることの第一の効用は、
すでに述べたように
あなたの性格上の悪い傾向を知ることで、
自らを深く認識できる点だ。
「私には〜〜の傾向がある」ということを知れば、
自分の内面の状態を
よい方向に向かわせることができるわけだ。
エニアグラムでは、「気づきこと癒し」という言葉で
「囚われ」への認識の重要性を説いている。
また「囚われ」を知ることは、
自己嫌悪の解消につながる。
多くの人が、自分の性格上の欠点や
嫌いな部分を自覚している。
しかし弱点や問題点をクリアに
把握している人は少ない。
多くの場合は、得体の知れない
もやもやとした不満感や
もどかしさを抱くばかりだ。
しかしエニアグラムの「囚われ」は、
その正体を正確に指摘する。
例えば、タイプ5の人は
「私はどうも集団に溶け込めず、
人付き合いが臆病で、
ネクラと思われがちだ」という悩みを
もっているケースが多い。
中には「自分は社会人失格だ」と嘆き、
何とか社交的に振る舞おうと、
無理をしているケースもあるだろう。
しかしエニアグラムによって、
それが、タイプ5の「囚われ」から
来るものであることがわかれば、
もやもやした自己嫌悪は、
具体的なテーマに変わる。
そして、その傾向が極端にならなければ、
それは単なる個性なのだということを
認識するようになる。
しかも同じような「囚われ」を抱えた人が、
世界中に六億人もいるということは、
心の支えになる。
こうした「囚われ」の矯正については、
第4章で詳しく解説する。
また対人関係で見るなら、
世の中の多くの人が、
自分とは異なる本質や価値観を
もっていることを知れば、
怒りや反感を大きく軽減できる。
さらに相手のタイプと
その「囚われ」がわかれば、
苦手な相手が、興味の対象となる。
例えば、ちょいちょい頭ごなしに怒鳴る上司は、
誰にとっても苦手で、
怖い存在だろう。
しかし、彼が、タイプ8で、
その威圧的でケンカ腰の態度は、
弱みを見せたくないという「囚われ」の
なせる業であることがわかれば、
恐れる必要はないのだ。
逆にその本質を理解すれば、
上司のカミナリへの対処法を
得ることができる。
この対人関係における
エニアグラムの知恵については、
第5章で詳しく解説する。
これまで「囚われ」は、
人間のもつ可能性を抑え込む悪い傾向のみと
語ってきた。
しかし、実は「囚われ」は、
人のエネルギーの源泉でもある。
その意味で、「囚われ」とは、
ある行動に人を駆り立てる
心の声ということができる。
例えば、タイプ1が、
完璧さをめざすがゆえに抱く
怒りやいら立ちは、
彼らの「囚われ」のなせる業だ。
しかしタイプ1は、
この内面に溜め込んだ怒りやいら立ちを
爆発させるという形で、
大きなエネルギーを発揮することが
可能なのだ。
そのマグマのようなエネルギーは、
他のタイプにはまねのできないものになる。
人間は、往々にしてエネルギーを
各タイプの「囚われ」から得ている。
問題なのは、その程度である。
ただ怒りやいら立ちに任せて働いていては、
その人の可能性は抑え込まれ、
辛さのみが表面化する。
タイプ1が、「囚われ」に気づけても、
「囚われ」をすべて追い出そうとする必要はない。
性格のよい傾向を少し強め、
「囚われ」が前面に出てくるのを
抑えればよいだけなのだ。
「囚われ」を知ることは、
本質を引き出すと同時に
「囚われ」を使いこなすことを
可能にするのだ。
------------------------ここまで------------------------
自分が正しいと思って行動してきたことや、
また、自分が感じている自己イメージと、
他のタイプから見た、そのタイプから受けた経験談を聞くと
自己イメージと他者が感じるそのタイプへのイメージとの
ギャップにはすごく開きがあり

私も最初は
『そんな風に思われるためにやったんじゃない

強かったのですが、
他のタイプからの感想を聞いて
家でひとりで冷静に今までの過去を振り返ってみると
『あのシーンでは僕はこういう思いでやったけれど、
他者からはこういう風に感じていたのだな

思えるようになってきました。
そして何回も洗心して現在に至ります

私は自己開示しますと
タイプ2(ウイング1)です。
ですから囚われはプライドなので
洗心する過程では屈辱感を味わうことも
多々ありました

人間の習性として
痛みや苦痛を避け、快楽に向かう習性があります

ですから、たとえば学生時代、
宿題をやらなくても成績に影響が出ないのなら
ほとんどの人は宿題に取り組まないでしょう。
それと同じように、
自分の課題に取り組まなくても
生きていけるのなら
敢えて自分から痛みや苦痛の道を歩く人も
少ないのではないでしょうか!?
エニアグラムは本質をついているからこそ
流行らないのだと私は思っている。
それと自分自身の取り組むべき課題に
取り組まないといけないからである。
もう1つだけ『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)
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悩み、苦しみの根源は「囚われ」という思い込み
私たちが、日常接する人々には、
それぞれの個性がある。
正義感が強い人、行動力のある人、
好奇心の旺盛な人、社交的な人・・・・・。
中には、行動力、洞察力、忍耐力など、
あなたが“とてもまねができない”と
敬服するすばらしい能力をもっている人もいる。
こうした個性や人にまねができないような能力も、
本質から生み出されたものであることが多い。
しかし、人は誰でも魅力や能力と同時に
短所や欠点をもっている。
“なぜ、あんなに非難めいた口調で
しゃべるんだろう?”
“なぜこんな単純な決断を下すことを
ためらうんだろう?”
“なぜあんなに周囲の顔色ばかり
うかがっているんだろう?”
職場で上司や同僚、部下の言動を見れば、
あなたは、いくつもの問題点を
指摘することができるだろう。
しかしそうした問題点は、
苦境に置かれたときほど、
強調される傾向がある。
ふだんは包容力があり、
温厚で面倒見のよい上司が、
プロジェクトの先行きに
不安感が出るにつれ、
部下のあら探しをはじめ、
責任転嫁としか思えないような言動に
終始するようになるといったケースは、
よく見聞きする。
心にゆとりのあるとき、
私たちはさまざまな行動をとることができる。
仕事が順調で職場の人間関係が好ましい状態で、
健康や私生活にも問題がないなら、
他者を思いやることも、
広い視野からものを見ることも、
新しい価値を受け容れることも容易なのだ。
しかし苦境に陥った場合、
その行動や心情は、非常に限定されたものになる。
しかも、その行動や心情は、
往々にして好ましくないものになりやすい。
そして苦境に立たされたときの姿の方が、
より本質を反映しやすいのだ。
(後略)
------------------------ここまで------------------------
今日のブログの最後に
各タイプの特徴を書いておきますが
『私、こういう傾向あるわ』と感じるタイプも
多々あると思います。
それは先ほども書きましたが
私たち一人ひとりは9つのタイプの要素を
すべて持ち合わせているからです。
ただし、基本タイプが1つあると
書いてきました。
その自分のタイプは、
苦境に陥ったときほど、
強く出現してしまいます

だからやっかいなんですが・・・

さて、ここら辺で
ご自身のタイプを知りたい方は、下記に主な


NPOコミュニオンのタイプチェック⇒こちら
エニアグラム研究所のタイプ診断⇒こちら
NPO法人日本エニアグラム学会のタイプチェック⇒こちら
また簡単な無料レポートを配布しているところ↓もあります
(この無料ebookは私にとってはけっこう重宝しているPDFファイルです)
NPO法人日本エニアグラム学会の無料ebook(レポート)⇒こちら
さて、これから引用するのは
『ソニー「TK式」エニアグラムリーダー研修―自分と部下を活かす「9つのタイプ」活用法
あるタイプのことが書かれている部分を引用します。
--------------------------ここから--------------------------
(63pより)
成果を獲得するために、
いつも自信にあふれている彼らは、
目的を次々に設定し、
効率を旨として働き続けます。
時には目的のためには
手段を選ばないところもあります。
成功者を演じる彼らは、
感情を抑制してでも、
自分の思いどおりのイメージを
与えることに心を砕きます。
その場にもっともふさわしいふるまいをする彼らは、
多くの人を魅きつけ、
目標に向かう熱意で周囲の人々を動機づけ、
リーダーとなって組織力を発揮します。
(後略)
(107pより)
メンバーを強く動機づける能力に長ける彼らは、
説得力をもってコミュニケートし、
明確な指示を出し、
結果に向けて素早く前進します。
彼らは、人・物・金・情報といった
もてる資源とパワーを手もとの仕事に集中し、
周囲の状況に的確に対応しながら、
結果を出していくことに
抜群の能力を発揮します。
彼らのアプローチは、総じて大胆で、
断定的でかつ合理的です。
そして、非常に適応力が高く、
意思決定および時間管理が上手で、
組織の目標を達成するのに秀でています。
一方、成果をあげて認められたい思いが強い彼らは、
非効率なこと、実行されないこと、
拒絶されることに対して、
過剰に攻撃的に反応をして、
結果第一主義でことを進め、
人の感情や個人的ニーズを
無視してしまうことがあります。
また、成果の判断を質より量におく傾向があります。
--------------------------ここまで--------------------------
これを読んでみて、
パッと思い当たる人物は思い浮かびましたか

私は橋下徹氏はタイプ3を強く感じます。
(本人がタイプ3を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
タイプ3は結果第一主義ですから
早く結果を出したいがために
プロセスの欠如となる場合があります。
スピード感重視で早く結果を出したいために
“命令と服従”的に橋下徹氏の手法はなってきていますが、
たとえば蓮舫氏が事業仕分けで削減・廃止しても
名称を変えてゾンビのように復活してきたのは
『お互い自分の考えが正しい』というところからでしょう。
ドラえもんの中にも
『どっちも自分が正しいと思ってるよ。
戦争なんてそんなもんだよ』という言葉もありましたね。
橋下徹氏が大阪市長在任中は“命令と服従”で
改革が進んだとしても、退任後に
ゾンビのように元に戻ってしまってもいいのだろうか!?
橋下徹氏が退任後も
しっかりと根付いた改革が続けられていくには
プロセスを大切にする必要があると私は思っています。
それとタイプ3はスピード重視で
成果の判断を質より量におく傾向があるため
どんどん改革案が出てきている感じがします。
これは私の感じてきた感想ですが
最初は橋下徹氏の改革案には私も賛成だったのですが
矢継ぎ早にどんどん出てきて、
私もスピード感は大切な方ですし、
変化の先頭に立つには
スピード感がないと立てないので
スピード感重視は共感できる部分ですが
橋下徹氏には時にはちょっと
暴走気味に感じる部分も私の中ではあります。
日本は特に変化に弱いお国柄なので
(平和ボケな部分もあるかな!?)
『急発進、急ブレーキ、事故の元』や
『急いては事を仕損じる』という言葉もあるように
“急”でも“プロセスの伴う急”が
良い具合かもしれませんね

ただ、橋下徹氏のやっていることは
各論では“検討の余地あり”ですが
総体的には私は賛成であります。
さて、私は以前、公務員として働いていました。
そして退職したのが、民営化直前で、
退職の2年ぐらい前からは
トヨタ生産方式を踏襲した
JPS(ジャパン ポスト システム)の推進室に
私は席を置き
健全な経営基盤を築くために
現場にJPSを浸透させ推進する立場でした。
その当時、NHK女性アナウンサーK氏のお父様が本社にいて、
K氏のお父様が現場視察の際には
何回かお会いして、いろいろ意見交換して
自分の能力を買ってくれていたので
退職する際も『民営化されれば
もっと君の力が必要になる』と
ありがたいお言葉をいただき
慰留されたのですが、
時代が変わっていくのに
変わらない体質(公務員体質)に嫌気が差したのと
残りの人生は自分のミッションを遂行したいという
強い気持ちがあり退職をしました。
で、その推進室の2年間で
つくづく感じ掴んだものは
職業の選択が選べる中で
『なぜ彼らは公務員を選んだのか?』を
考えなければいけないということです。
公務員の印象は
・不況に強い
・首になりにくい!など
“安心・安全の魅力”がそこにはあることが大きい。
で、さまざまなタイプが
もちろん職場にはいるのですが、タイプ6は
民間に比べると公務員は多いと私は感じている。
私の最終役職は課長代理で、
現場の課長(上司)に
『この案なら職員も納得できそうなんで
私が責任を取りますからやりましょう』と言っても
(部下の責任は上司になるので)首を縦に振らず、
逆に、推進会議の中で、違う案件について
現場にはまだ落とし込みもできていないのに
局長から課長へ『あれ、何でやっていないの!?
来週までやるように』と指示が出されると、
『局長がやれと命令してきたのでやった』という
大義名分ができ“責任逃れ”ができるから
上手くいこうがいきまいがそんなの関係なしに
決行しちゃうわけです。
彼ら(タイプ6)は
局長からの指示に忠実、誠実な行動を取ったと
なるのでしょうが、
他のタイプからすれば不誠実な行動に
見える人も多いとは思いますが・・・。
たとえば、安倍晋三氏も専門家筋では
タイプ6と言われています。
(本人がタイプ6を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
安倍晋三氏は
臨時国会が開幕し内政・外交ともに
重要課題が山積みとなっている中、
かつ所信表明演説を行って
僅か2日後での退陣表明をしました。
彼の中では精一杯最後まで忠実・誠実な行動を取ったという
自負があると私は考えています。
(彼のタイプから見ると⇒正しい)
ただし、周りのタイプから見たら
どう見えたのでしょうか!?
これが自己イメージと他者からのイメージの
ギャップになってくるわけです・・・。
一説によると安倍晋三氏は
また総理大臣を目指しているという情報もありますが
タイプ6はマニュアルがあると強いし
再現性にかけては凄く優秀なものを持っていますが、
答えのない時代に答えを見つけながら
変化がどんどん押し寄せてくる中で
決断をしていかなければいけない時代には
相応しくないと私は感じています。
それとタイプ6はセロトニンが低いので
うつ症状にもなりやすい傾向がある。
もし、それでも総理大臣を目指すというのなら
相当自分の課題に取り組まないといけないでしょう。
さて、小沢一郎氏が
『政治家が責任を持てば官僚はついてくる』という言葉は
みなさんも聞いたことがある人が多いと思いますが
その言葉の裏には、どういう人たちが公務員には
集まってきているかを理解しているように私は感じています。
今度も『ソニー「TK式」エニアグラムリーダー研修―自分と部下を活かす「9つのタイプ」活用法
あるタイプのことが書かれている部分を引用します。
--------------------------ここから--------------------------
(224pよりこんな部下にどうアプローチする?という例題を引用)
人柄の温厚さで慕われている部下の谷村は、
数名のメンバーからなるグループのリーダーである。
最近、業務の見直しの指示の一貫として、
当課においてもすべての業務をゼロベースで再検討し、
効率化・経費圧縮を図ることになった。
谷村のグループにもその主旨を伝えて、
新しい業務処理システムに関するレポートを
出すように指示した。
いつまでたってもレポートの提出がないので
催促したところ、
やっと谷村から上がってきたレポートは、
ほとんど従来と変わるところのない
業務システムについてであった。
彼に問い直すと、
従来のやり方を変えると
各関連部署との調整が難しくなり、
かえって効率が下がるリスクがあるとのことだった。
説明を聞いたあとも、
いまひとつ納得がいかず、
谷村のグループにそれとなく聞いてみた。
メンバー間では、業務改善に関して
多くの案が出たらしい。
それらの案のどれもよいところがあるものの、
どれにするか決めかねているうちに
時間ばかりがたって、
長年やっているいまのシステムが無難だということに
落ち着いてしまったという。
今回の業務見直しは全社的な取り組みとして、
手を抜くことは考えられず、
また、谷村のチームの業務にも見直す点は
数多くあるはずだと思われる。
(131pよりタイプ9のリーダーシップスタイルを引用)
常に個人的に平穏でバランスのとれた状態に
あることを求める彼らは、
他の人々との調和を達成し、
自分自身、および自分の環境を波風立たない状況に
保つように組織化するための、
思考と行為のパターンを繰り返し使用します。
彼らの最良の状態では、自分の仕事、
および他の人々へのアプローチにも精力的で、
十分な根拠をもち、バランスがとれています。
彼らの状況のすべての側面を見る能力をもち、
あらゆる種類の人々と上手にコミュニケートし、
かつ協力します。
彼らは、広範囲な利益代表をまとめるのに必要な
リーダーシップを発揮し、
結果を達成するための共通の土壌を
確立することができます。
(132pよりタイプ9の人間関係のスタイルを引用)
いつも他の人に対し受容的に接する彼らは、
評価を下すことなしに人を受け入れ、
他人をくつろがすことが自然にできます。
そしてメンバーが関心をもっているもの、
必要としているものに力を貸すことを
いといません。
メンバーに自分の見解や意見を
聞いてもらいたいと思っていますが、
できるだけ自分自身と部下の相違点を一致させ、
調和させようとし、他人を喜ばせるために、
自分自身の考え方を捨てることもあります。
対立することを避けようとする性向から、
他人や部下からの反対の見解を容易に許容し、
メンバーの決定に従います。
(133pよりタイプ9が抱える潜在的な問題点より引用)
(前略)
現状維持路線を保守するため、
無用の波風を立てるような
革新的、挑戦的なアプローチは歓迎しません。
平穏であることを維持するあまり、
無関心、無欲で自己怠慢になりやすいところがあります。
また、見慣れたパターン内で
ものごとを進めようとするため、
機械的な行動に陥ることがあり、
創造力、率先力を発揮できずに
外界の変化に対応することが遅れます。
彼らは、自己の指導力の成果についての
批判的な反応をあまり受け入れません。
メンバーや他の人に対する不満を
「沈黙の応答」という
消極的な攻撃的行動で表現します。
--------------------------ここまで--------------------------
これを読んでみて、
パッと思い当たる人物は思い浮かびましたか

私は野田佳彦氏はタイプ9を強く感じます。
(本人がタイプ9を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
たとえば、何かに呪われたように
『小沢一郎氏を排除すれば政治と金が決着する』かのように
執念を燃やした管直人氏とは違い、
野田佳彦氏は無用な波風を立てたくないので、
小沢一郎氏にもあまり触れることが無く、
4月26日の無罪判決後にも
『司法判断として受け止める』と言葉を残すのみでしたね。
そして野田佳彦氏は
自民党の谷垣禎一氏のことを
あるインタビューで
『ライバル党の敵だと思っていない。
先輩政治家として
リスペクト(尊敬)の念を持てる方だ』と言ったのも
平和・調和を好むタイプ9ならではですね

あの言葉には、何か裏があると
勘繰る人もいるかもしれませんが
タイプ9の気質が表出された部分であると私は見ています。
それと野田佳彦氏は現状維持路線を保守するため、
長年やってきた今までのシステムの方が
無難だということに落ち着いてきてしまったんでしょうね。
ところで、2009年6月10日の
ブログ(個性と調和(バランス)について)でも
私は書いてきていますが⇒こちら
エニアグラムは自分を知ることや自己改善と
自己に向けることには扱い方さえ違わなければ
かなり有効なツールだと私は思っています

ただそれを他者に向けてしまいますと
『私に言う前にあなただってこうじゃない

ミスコミュニケーション

発展してしまう場合もありますので
他者に向けることは
私としてはあまりお勧めできません

それよりも自分にもたくさんの良さがあるのと同じように
相手にも相手のたくさんの良さがあるんだと共感してあげることで
違いを認め合い、活かし合える関係の方が私は良いと思っています☆
ただどうしても相手に気づかせる必要がある場合は
相手には相手なりの事情がありますので
それをじっくり聴いた上で
『これからどうしたら良いのか』を
対等な立場の中で一緒に考えてあげることが大切だと私は考えています

またエニアグラムを知ってしまいますと
成長する方向が載っていますので他者の行動を見て
『相手を成長させないといけない』とか『成長していない』と
囚われ過ぎてしまう傾向が強い人をたまに見かけることもあります

ただ私は相手が結果や成果を出している時や
良いパフォーマンスを発揮している時は
無理やり、成長を意識させる必要はあまりないと私は考えています☆
しかしその人が同じ失敗を繰り返してバランスを失っている時には
それが成長方向に向かわせた方が
良いパフォーマンスにつながると判断した時には
先ほども書きましたが相手の話をじっくり聴きた上で
対等な立場の中で一緒に考えてあげれば良いのではないでしょうか

国民的に人気の浅田真央氏は
専門筋ではタイプ7(ウイング6)との見方が強いです。
(本人がタイプ7を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
頭の中には、やりたいことがいっぱいあり
7,8割程度で10割達成した気分になってしまう。
だからジャンプには拘るけど
エッジについては拘ってこなかったのも
7,8割程度の完成度なのに
10割達成した気分に
なってしまったのではないでしょうか!?
バンクーバー・オリンピックでメダルを争った
キム・ヨナ氏はタイプ1を私は強く感じています。
(本人がタイプ1を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
高い理想や基準を自分の中に持っていて
バンクーバー・オリンピックでは
完成度の非常に高いパーフェクトの演技をしたと思います。
逆に、浅田真央氏は
よく『不安、不安・・・』という言葉を口にしますが
ウイングがタイプ6なので
漠然とした妄想が頭の中をよぎるのです。
ですから周囲は『不安は誰にでもある』なんて
簡単なことで解決してはいけないのです。
私たちの不安と彼女の不安では
意味合いがまったく違うからです。
もし、日本のスポーツ界が
バンクーバー・オリンピックでの浅田真央氏を
成功事例として捉えているとしたら
日本のスポーツの明るい希望は
私には見えてこない。
何しろバンクーバー・オリンピックでの浅田真央氏を
私は失敗事例として捉えているからだ。
さて、小沢一郎氏を専門筋は
剛腕というイメージからタイプ8という人もいますが、
私はタイプ1を私は強く感じています。
(本人がタイプ1を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
で、以前、民主党の“組織対策費”が
問題になりましたが
『政治家が個人としてお金を受け取った場合は、
それをどう処理しても法の範囲外』が“ルール”で
“ルールに反していない”と私は考えている。
それを『個人は法の範囲外とはいえ、額が大き過ぎる』とか
ポリシーに触れて
何かを言ったりする人もいますが
それは個人の見解に過ぎず
“ルールに照らし合わせてどうか”ではないでしょうか!?
それと小沢氏のグループが増えたため
“組織対策費”は自分のグループを拡大するために使ったと
妄想を抱いたり、推測で物事を語る人もいるみたいですが
小沢一郎氏がタイプ1なら、それはない!と断言できる。
他のタイプならあり得るかもしれませんが
タイプ1は気質がそれを許さないからだ。
これは私の憶測になってしまうが、
民主党が勝つために(政権交代のために)
ルールに反しない範囲で使ったのに
まさか身内から濡れ衣を着せられるとは
思っていなかったでしょうね。
たとえばイチロー氏もタイプ1を私は強く感じています。
(本人がタイプ1を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
よく、芸能界やスポーツ選手などでも
CMに出ているのと実際は違う製品(他社)を
日常では使ったりしていることも多い。
たとえば過去ではS氏はオペルと契約していた時代、
実際はベンツに乗っていたりとか。
でも、イチロー氏は、愛知県の出身で
トヨタ車がたくさん走っている環境下ですが、
日産のCMに出ていたので日産車に乗っていた。
タイプ1は自分に対する要求水準が
高いからこそできることだと私は感じています。
話を小沢一郎氏に戻しますが
前回の参議院選挙の近辺で、
小沢一郎氏が幹事長の時、
静岡県内の議員候補から
『お金を回してくれない』と
愚痴をこぼしたそうですが、
木を見て森を見ずではダメですし
逆に森を見て木を見ずでもダメですね。
私はトヨタ生産方式を踏襲したものを
組織に浸透させるプロジェクトチームの一員として
働いていた期間があるのは書きましたが
簡単に書くと
“徹底的なムダの排除”を
目指す役目でした。
たとえばですね、
“濡れたぞうきんを絞って絞って、
もう絞るのは限界”となったら、
最後の手段として人やお金などを
投資しましょう。
でも、それは最後の手段なわけで、
それまでは知恵を絞って
カイゼンしていきましょうと考え方でした。
要するに、小沢一郎氏はあの時
全体的に見渡すと
静岡県内の議員候補のところは
勝てる見込みがあったから
援助をしなかった。
ただ、局面を追いながら危なくなったら
タイプ1なら必ず援助したはずです。
その後、枝野幸男氏に幹事長が交代して
一律いくらとかにしたから
結局競っていたところを落として
ねじれ国会になってしまったわけで、
ねじれ国会を作ったのは
枝野幸男氏の手法に問題があったからだと
私は見ている。
そして『数は力』というのを失笑した
民主党議員がいたが
ねじれ国会を経験して、どう思う?
『新人議員の最大の仕事は
次の選挙に当選することだ』と
小沢一郎氏が発言したことに
失笑した民主党議員もいたが
笑う理由が私にはわからなかった。
だって、新人議員が次の選挙では
当選できる力をつけていたら、
党とすれば、新たな議員候補や
競っている候補に
力を注ぐことができるからね。
前回の都議選で
落選した自民党系の人が
落選した理由を
『中央がゴタゴタしているからだ』と
言っていましたが、
どこまで他責なんだろうと私は思いました。
責任を自分に引き寄せて考えるなら
“自民党”という看板がないと
勝てないぐらいの力しか自分はなかったと反省しないと。
小沢一郎氏が
『新人議員の最大の仕事は
次の選挙に当選することだ』と言ったのは
要するに、風が吹いても
風が吹かなくても(順風でも、逆風でも)
勝てるぐらい強い政治家になりなさいと
いうことだと私は感じています。
フランクリン・ルーズベルト氏の名言に
『軽い荷物にしてほしいと願ってはいけない。
強い背中にしてほしいと願わなくてはならない』
というのがあります。
いつまでもお母ちゃんのおっぱい吸ってないで
大人になれよ!ということだと私は思いますよ。
(党本部に頼らなくても大丈夫なようになりなさいと!)
組織を大きくしていくって
そういうことではないかと私は考えるのですが・・・

私は小沢一郎氏とは面識がないが
国家ビジョンに私は魅力を感じている

ただ昨年の3・11以降に
国家ビジョンを語っていないのは
ちょっと残念に感じるが・・・。
そして、小沢一郎氏以上に
魅力的な国家ビジョンを持った政治家が現れれば
私はそっちを応援すると思う。
“日本をもっとよくできる人”というのが
私の中で基準になっているからだと私は感じています。
だからどこかの党のように
既得権益や自分たちの都合しか考えていない党には
私は魅力を感じませんね・・・。
そしてマスメディアは
小沢一郎氏は喋ってくれないとよく言われますが、
過去に言葉尻を捉えたことがありませんか?
そういうことがあると
自分に高い基準も設けるタイプ1は
次は失言しないように、
より慎重な言葉選びをしてくるわけです。
どこかの政治家みたいに失言を繰り返すタイプではない。
喋らなくしてしまった原因は
マスメディアの方にも問題があるということです。
ただし、しっかり勉強している記者には
きちんと対応してきます。
イチロー氏もくだらない質問には
素っ気ない態度を取りますが
しっかりとした質問にはきちんと答えているはずです。
今回の小沢一郎氏の裁判でも
期ズレは修正申告してチャラが今までの慣例でしたが、
気に食わない政治家を徹底的につぶすためには
こういう手も使ってくるのかと勉強になっただろうし、
今後はさらに引き締めを行っていくでしょう。
たとえば王貞治氏もタイプ1を私は強く感じています。
(本人がタイプ1を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
王貞治氏が早稲田実1年で投手だった頃
強豪校に完封勝利を収め
グラブを放り投げて喜んだ姿を
内緒で観戦していた10歳年上の兄・鉄城氏から
『相手の選手の気持ちも考えろ。感情を抑えろ』と
激しく叱られたというエピソードがあるはずです。
その後、兄・鉄城氏が
あんなに律儀に守らなくてもと思ったそうですが
タイプ1は高い理想を持ち、
自分に対する要求水準が高いからこそ、
王貞治氏は球界一紳士という
立ち振る舞いになっていったわけです。
と同じように、
政権交代した民主党のマニフェストの核である
“国民の生活が第一”を目指すため、
半数ぐらいの民主党議員が
“国民の生活が第一”という言葉を忘れた中でも
数少なく“国民の生活が第一”を言葉に出し
奮闘する小沢一郎氏の姿は
やはりタイプ1だからだろうと私は感じる。
さて、昨年の2月ごろマスメディアから
“マニフェストの進捗について”
取材を受けた岡田克也氏は
『6月ごろを目処に』と
答えていましたが
私から言わせればバカ言っちゃいけないよ!
というところです。
トヨタ生産方式では
計画に対して実際にはどのように実行されているか
つねに最新のデータが上がってくる。
ですから、たとえばマスメディアから
『マニフェストの進捗について』質問を受けたら
『昨日までのデータで良いかな』と言って
すぐに出てこないと
毎日マニフェストとにらめっこして
進捗を管理して実行しているとはいえませんね。
だから“国民の生活は第一”という
基本方針を忘れてしまう民主党議員が
多いんでしょう。
だから今後の選挙で
各党がマニフェストを出す時は
工程表まで作ってプロセスまで見せていただきたい。
もちろん計画通り実際の実行では
すんなりいかない場合もあります。
状況次第では、この項目は断念とか、
途中でA案よりB案という場合も出てくるでしょうが
政権与党も、マスメディアも、国民も
マニフェストの進捗が
誰でも見える化していくことが
時代を進めることになるのではないでしょうか!?
また民主党は
“高速道路無料化”を掲げていましたが
試験的に取り組んだところで
交通事故●倍とか結果がでると
怯んだりなったりしましたが
警察も教習所も言っていることは
“教習所の教えたことをすべて守れば
交通事故は起きない”ということです。
だから新聞等で
高速道路無料化、試験地域で交通事故●倍とか出ても
交通ルールを守れない人が多いという実態がわかったので
いますぐに高速道路無料化を実行すると危険!
だから交通ルールを守れる人を
増やしていくよう取り組んだ後に
高速道路無料化に取り組まないといけないと
なれば良かったのではないでしょうか!?
警察も教習所も言っている
“教習所の教えたことをすべて守れば
交通事故は起きない”という基本を
民主党議員も勉強して軸をしっかり持っていれば
なんの問題もなかったのに
ちょっとマスメディアから叩かれると怯むようでは
政権与党としてどうかなと私などは感じちゃいますが・・・。
新たな取組みをするということは
試行錯誤の連続ですから
それをいかにこなしていくかなんだけどね。
だから新聞等を読むときも
事実は何で
世論操作しているのは何かを
見極める目を持っていかないと
真実は見えてこないと私は感じています☆
以前、橋下徹氏が大阪府知事の時代に
私立に通いたい女学生の陳情に
『公立がある』と言ったら
女学生が泣いてしまって
『橋下知事、女学生を泣かせる』なんて
タイトルが出たりするのですが
それはそれで事実ですけど、
大阪府の財政でどこにそんな余裕があるの?
って私などは思ってしまうのですが・・・。
だいぶ、長くなってきましたが
もうちょっとだけ書きますね。
相手の鍵穴に合う鍵は必ずあります
たとえば三宅雪子氏が記者時代、
小沢一郎氏から『あなたはよく勉強している』と
勉強している人にはきちんと対応してくれたはずです。
コーチングの3原則の1つに
テーラーメイド(個別対応)があります。
自分のコミュニケーションを取っている限り
状況は変わりませんが
相手に合うコミュニケーションを取れば
状況は改善されていきます。
相手の鍵穴に合う鍵を使わないで、
ガチャガチャ開けようとしたら
鍵か鍵穴のどちらかが壊れてしまう。
これがミスコミュニケーション


エニアグラムは、各タイプ別への
コミュニケーションの取り方も
書いてある本が多いんですよ。
今度は『エニアグラム 自分のことが分かる本
------------------------ここから------------------------
@性格の問題は、性格では解決できない
アインシュタインの言葉に、
「ある問題を起こしたのと
同じマインドセット(心のあり方)で、
その問題は解決できない」といっています。
ひとりで頑張りすぎる傾向のある人が、
その状況を何とか解決しようと、
ひとりで頑張っても解決にはなりません。
そうではなく、
人に助けを求めることが必要なのです。
自分のパターンを具体的に理解できれば、
今までとは違う方法が必要であることが分かります。
------------------------ここまで------------------------
私はタイプ2なので
けっこう物事を感情的


ですから、たとえ正論を言ったとしても
『なに、感情的になっているんだ』と
感情的になっているという部分にフォーカスが当たって
自分の意見がけっこう軽視されたことは
多々あります(笑)
今は他のタイプから学び
論理的にだいぶ書けているので
伝わりやすくなってきているとは思いますが・・・。
他のタイプのコミュニケーションを学び
今までとは違う方法を学ぶことは
人生をよりよくすると私は感じています。
ところで、ラモス瑠偉氏が
『ハートだよ、ハート』ってよく言ったりしますが、
サッカー解説者の金田喜稔氏なんかは
以前、とある番組で
『ハートだよ、ハートっていうけど
ラモス、ハートってどういう意味なんだい!?』なんて
聞いていました。
金田喜稔氏がどのタイプかは把握していませんが、
たとえば、アニマル浜口氏が
『気合だ!気合だ!』と言ったりしますし、
ラモス瑠偉氏が『ハートだよ、ハート』って言ったりすると
タイプ5は『え〜と、その意味は何なのでしょう?』と
辞書を引いたりする。
これを読んでウンウンと頷く人もいれば、
逆にそんなの調べなくても感覚ですぐに分かるだろう、アホか!
という人も出てくるのです。
それだけ同じ人間で姿・形は一緒ですが
内側で受け取っているものは違うということです

さて、ここで
『スポーツオノマトペ―なぜ一流選手(トップアスリート)は「声」を出すのか
------------------------ここから------------------------
この本を手にした皆さんも、
スポーツをプレーするときや観戦するとき、
または指導者と選手との対話の中などに、
「バンッ」「ダーンッ」「ドカーン」などの
擬音語・擬態語的な音や、
「ンガー」「サー」のような声を
しばしば耳にしたことがあると思います。
井上さんは、その擬音語・擬態語的な音=オノマトペを
伝達手段にしようと考えました。
そもそも、こうしたオノマトペを
スポーツの指導に用いた例では、
長嶋茂雄さん(読売巨人軍終身名誉監督)が
広く知られています。
現在、米・メジャーリーグで活躍する
福留孝介選手が
中日ドラゴンズにいた頃のこと。
スランプで苦しむ福留選手に長嶋さんは、
「もっとピシッとしてパーンと打ちなさい」と
アドバイスしたところ、
福留選手は見事スランプを脱出したそうです。
また、2000本安打達成など
輝かしい記録を誇る広島東洋カープの
前田智徳選手は、長嶋さんから
「ビューときたらバシンと打て」と
アドバイスを受けた直後の試合で
3本のホームランを放っています。
長嶋さんのオノマトペによる表現は、
指導を受ける選手にとって
感覚的にわかりやすく、
しかも10の内容をわずか1で言い表せる
メリットをもっています。
また、オノマトペには
言葉としての意味だけではなく、
“音(リズム)”があるので、
広く解釈することができます。
音のリズム感により表現された言葉なので、
感性がある人なら誰でも、
何らかの意味を引き出すことができるのです。
しかし、その一方で、
「長嶋さんの指導は『グッ』『サー』『ドン』などの
抽象的表現(つまりオノマトペ)が多すぎて
ちんぷんかんぷん」
「専門的な指導ではなく稚拙だ」などと
いう人たちもいます・・・・・・。
------------------------ここまで------------------------
これを読んでわかるように
長嶋茂雄氏のようにオノマトペを使った方が
感覚的にわかる人もいれば
逆にもっと理論を教えてくれないと
わからないよ!という人もでてくるわけです。
だから、指導者や上司は
どんなタイプへも対応できるように
相手に伝わるコミュニケーションが取れるよう
努力していかないといけない。
これは相当な努力が必要になってくる。
さて、野村克也氏は
こんな言葉を残していますね。
『王は私のささやき戦術をちゃんと聞いて、
会話もしてくれるが、
すぐに集中力を高めて打席に挑んだ。
長嶋は何をささやいても
見当違いの反応が返ってくる。
さっぱり心が読めなかった』
先ほども書いたように
王貞治氏は真面目なタイプ1なので
きちんと対応しますが
長嶋茂雄氏はタイプ4を私は強く感じていますので
(本人がタイプ4を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
だから、きちんと答えたら
自分らしさがなくなっちゃうわけです。
あまり良い例ではありませんが
むかし“ああいえば、上祐”って
ありましたよね。
インタビューで
『Aですね』と言われたら
『Aではなくて、B』
『では、Bなんですね』と言ったら
『いや、そうじゃなくてC』
要するに、相手に自分が理解されてしまったら
自分らしさがなくなっちゃうわけです。
他にもタイプ4を私が強く感じるのが
小泉純一郎氏や岡本太郎氏など。
(本人がタイプ4を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
独創的ではありませんか?
だから、たとえば、エニアグラムでも
『自分はどこにも入らない、自分はタイプ10だ』
なんて言う人もタイプ4の人では出てくるのですが・・・。
そして川上哲治氏が
『王は叱れ、長嶋は褒めろ』というのも
各タイプに合わせたコミュニケーションを
取って指導していたからです。
その選手の良さを引き出すために
自分のコミュニケーションを変えるわけです☆
さて、福田康夫氏はインタビューされたとき
『その件については調査・分析をしてから』と
調査とか分析とかいう言葉が多くありませんでしたか!?
福田康夫氏はタイプ5を私は強く感じています。
(本人がタイプ5を受け容れるかどうかはわかりませんが・・・)
北京オリンピックの開会式で
各国の元首が自国の選手が入場した際、
他国の元首は立ち上がったりして
自国の選手を歓迎したり応援する中、
福田康夫氏は座りながら軽く手を振って
『あ〜、日本も出てきましたね』という
感じでした。
あのシーンを見て、
ある番組のMCは『おかしいでしょ?』と
言っていましたがタイプ5的には
あれでも感情表現出来た方だと
私は見ています・・・。
それと冷静にならないと
分析や調査なんてできないわけで
客観的に調査や分析をしているため、
他人からは“人ごとのように”
見られてしまう場合もあるわけです。
辞任会見の『あなたと違うんです』というのも
精一杯、感情を出しているように
私には見えるのですが・・・。
私はタイプ2なので
ストレス化ではタイプ8の
悪いところが出ます。
もし私が福田康夫氏の立場なら
責任を取って辞めるって言っているのに
まだそんなことを言うのかよ

表に出ろよ

白黒はっきりさせてやるからよ

な〜んて昔の僕だったら
やっていたでしょうね。
キレたら怖いタイプ(笑)
いまはエネルギーバランスが整ってきているので
そんなシーンはなかなか無いですが
たぶん私の母親は大変だったと思う

こんな感情的な子だったので。
さて、小沢裁判では
まだ証人喚問だとか言っている人が
多いですね。
たとえば、人相が悪い人がいて
こういう人ってけっこう犯罪者なのよねと
人相が悪いだけで勝手にストーリを作って推測で語り、
でも、実際はよくわからないから
きっと裁判やれば本当に悪い人かどうか
白黒はっきりわかるよと裁判にかけ、
直接的な証拠が無いにも関わらず
有罪になったとしたら
誰でも犯罪者にさせることが出来てしまう。
小沢一郎氏だから良いんだとかの話ではなくて、
もし仮にその立場が自分になってしまったらとか、
自分の大切な人がこういう身になったとしたらと
考えただけでゾッとする。
だから今回の起訴すること自体が
私としてはナンセンスだと考えている。
“疑り屋”は真実をいくら明らかにしても
まだ掘ればきっと見つかると
永遠に疑うのが“疑り屋”だからしょうがないか・・・。
ストーリーを作ってでも有罪にしたかった検察が
2度も不起訴にし、
裁判でも無罪になったのだから終わりでいいんじゃない。
あの裁判長、
各方面に影響が出ないように
かなり言葉を選んで言っていたように私は感じている。
もし非情になれれば
もっと“推測と直接的な証拠がない”というのが
クローズアップされた発言になっていたのではないでしょうか!?
それでもまだ何かをやれっ!というなら
それ以上の専門性や新たな証拠を
あなたはお持ちなのでしょうか!?
その道の専門家が下したんだから
尊重したらというのが私の考えですが・・・。
さて、先日の世論調査で
無罪判決を受けた小沢一郎氏に
77・1%が国会での説明を要求と出たらしいですが
マスメディアの世論を誘導した結果なのでは!?
だから私みたいなマスメディアの世論操作を見破っている人間は
マスメディアからすれば
こういう手法でも
まだ洗脳できていないやつがいたかと
いう感じじゃないですか
昨年3月21日に茂木健一郎氏がツイッターで
世界が原発をどのように捉えているかということで
CNNが、二つの立場を紹介しています。
「原子力発電の潜在的危険性は高すぎる」⇒こちら
「原子力発電を、見捨てるにはまだ早い」⇒こちら
CNNのように双方の見解を出して
国民に考えさせないとと私などは考えますが
日本のマスメディアの多くは
世論を都合の良いように操作しようとしか考えていないのでは!?
だから私などは新聞を読んでも、事実は何で
世論を操作しようとしているのが何かを
見極めて読んでいますけどね・・・。
あと、話は変わりますが
国家公務員の人件費2割削減とかありますね!
トヨタ生産方式はムダ取りとよく言われますが
たとえば30工程で作業しているところを
知恵を絞って作業を効率化して
25工程にできたとします。
5工程少なくできたので
作業の達成スピードが上がったわけです。
そして1人抜いても大丈夫な状態になったら
人を削減するわけです。
ところが作業は今までと同じ30工程のまま
人を削減させるとしたら労働に負荷がかかり
それは、労働強化になってしまう。
だから作業人数を減らすにしても
労働強化にならないようにしなければならない。
そういう配慮をすれば働く側も納得がいく。
私も公務員で働いていた時代に、
国会で人件費削減が決定になったので
いついつから、あの時間帯、
一人アルバイト減らことになったからとなって
労働強化をさせられた体験もあります。
上意下達だけでなく
現場もしっかり見て、
この程度だったら行けると判断して
取り組んでいかないと
現場はついていかないし
心もどんどん離れてしまう。
あ、だけど私は不平不満はあっても
労働意欲は失わずに
仕事はやりましたけどね。
だって公務員になった時に
宣誓書にサインするわけです。
その宣誓書の中には
“国民全体の奉仕者として”
“あまねく公平なサービス”
この2つのキーワードは30年前の出来事で
退職した今でも大切なミッションとして
今でも覚えているなぁ〜。
ちょっと横道に逸れてしまいましたが・・・。
さて、日本を再生していくための方法として、
確か佐々淳行氏だったと記憶していますが
大分県警本部警務部長兼監察室長に抜擢されたとき、
そこの腐敗ぶりを粛清したのですが
『いま隠している不祥事、
いついつまでに報告したら大目に見る。
ただし、それ以降に隠している物が発覚したら
徹底的に処分する』という感じの大岡裁きをやって
一気にそこの腐敗ぶりを粛清したエピソードを
以前テレビで見た記憶があります。
そのぐらい大胆にやらないと
日本の再生って効率よく上手くいかない感じが
私の中ではしているのですが・・・。
エニアグラムアソシエイツ代表の
中嶋真澄氏がエニアグラムについて書いた
『ゆほびか 2012年 04月号 [雑誌]
------------------------ここから------------------------
≪タイプ1≫
理想が高い
完全主義タイプ
理想が高く、
自分に対する要求水準の高い人です。
常に一段高いハードルを置き、
こつこつと手を抜かず、
一生懸命努力しています。
同時に良識をわきまえ、
社会のルールや決まりも守ります。
誰に対しても平等公平で、
損得を考えないのも特徴。
自分から人の先頭に立って
人々のお手本となり、
働くようなところがあります。
誠実で情に厚く、
特に古くからの友人をたいせつにします。
ただ、何事も完全さを求めるあまり、
現実に対して不平不満を抱きがち。
後悔したりくよくよ悩んだり、
なかなか前向きになれません。
他人にも厳しく、欠点をあげつらい、
間違いを指摘します。
融通がきかず、柔軟な対応ができにくい面も。
また欲求不満に陥りやすく、
自分に対しても他人に対しても
イライラしているようなところもあります。
【長所】
◎まじめ
◎責任感・正義感が強い
◎努力家
◎粘り強い
【短所】
◎文句や愚痴が多い
◎不満をためる
◎批判的
◎しつこい
≪タイプ2≫
愛情豊かな
献身家タイプ
誰にでも親切で、
周囲に対する気配りもできる人です。
一人ひとりと、親密な心の触れ合いを求め、
温かい気持ちを大事にします。
気前がよく、人をもてなしたり、
人を喜ばせたりすることも得意。
謙虚で私利私欲がありません。
困っている人や助けが必要な人がいると、
自分のことは後回しにしても、
その人のためにやれることを
やってあげようとするのも特徴。
同情心があつい面もあります。
しかし、人から必要とされたいがために、
頼まれもしないのに世話を焼くなど、
余計なおせっかいが多くなりがち。
しかも、相手から感謝の見返りを求め、
それがないと、「あんなにしてやったのに」と
恨みがましく思います。
さらに、過剰な同情心を示したり、
上から目線で人を見下すような
高慢な態度で出たりして、
相手のプライドを傷つけることがあります。
【長所】
◎思いやりがある
◎寛容
◎愛情深い
◎自己犠牲的
【短所】
◎おせっかい
◎押しつけがましい
◎人の顔色を見る
◎独占欲が強い
≪タイプ3≫
成功を求める
目標達成タイプ
有能で魅力的といった理想の
自己イメージを持ち、
最高の自分を演出しようとします。
実際、目標達成能力があります。
ハードワークにも耐え、野心が強く、
社会的な成功を勝ち取ろうとします。
行動力があり、やるべきことは
テキパキと効率よくこなします。
自信に満ち、何事も
フレキシブルに対応することもできます。
企画力、説得力もあり、
自分や他人を売り込むのが上手。
リーダー的な存在となり、
チームを引っ張っていけるでしょう。
ただ、何事も効率重視。
中身に手抜きがあったり、
誠実さに欠ける仕事をしたり。
ときには、目的のために手段を選ばず、
人を利用したり、嘘をついたりすることも。
常に自分中心で、人を外見や学歴、
地位、肩書きで判断しやすく、
物質的な価値観にとらわれています。
いつも仮面をかぶったような状態で、
ほんとうの自分を出せず、
人と個人的に親密になることが
難しい面があります。
【長所】
◎行動力がある
◎効率的
◎目標を達成する
◎人をやる気にさせる
【短所】
◎自己中心的
◎虚栄心が強い
◎不誠実
◎闘争心が強い
≪タイプ4≫
違いを求める
個性的タイプ
繊細な感受性を持ち、
何気ない日常の中にも
感動や潤いを見出すことができるタイプ。
絵画や音楽、文学など芸術的なものを
愛好する傾向が強いようです。
世の中の価値観や、道徳観念に
縛られません。
自由な想像力を働かせ、
自分が感じたことを自分なりの方法で
表現することができます。
そして、しばしばそれは他人の心を
打つものとなり、
芸術家的な才能を発揮する人もいます。
また、人生の機微や
人の心の弱さも理解します。
ただ、そのときどきの気分や
感情に支配されやすく、不安定な面も。
自分の感性に合わないものは、
全否定する傾向もあります。
自分の中に引きこもると、
大げさに嘆いてみたり、
芝居がかった態度を取ったり。
自意識過剰で、自己陶酔的に
なりやすい面もあります。
いつまでも思春期のような自我を持ち、
社会的役割や責任からは
免れようとするところもあります。
【長所】
◎感受性が鋭い
◎感情豊か
◎独創的
◎優雅で優しい
【短所】
◎感情的で気まぐれ
◎気取っている
◎自意識過剰
◎陰気で憂鬱
≪タイプ5≫
人から一歩離れる
観察者タイプ
独創性があり、頭の中に
独自の内面世界を持っています。
非常に集中力があり、研究熱心。
自分が興味を持ったことに関しては、
とことん追求します。
そのため、常識の範囲にとどまらず、
革新的な着想で、周囲の人々を
あっと言わせることがあります。
直観力やひらめきにも優れた人です。
欲がなく、少ないもので
暮らしていくことができます。
自給自足的な生活を好む人もいるでしょう。
孤独を愛し、感情的に非常にピュアです。
その一方、何事も頭で納得しなければ
気がすまなかったり、
細部にこだわりすぎたりして、
全体が見えなくなることも。
人に煩わされるのが嫌で、
頭の中の空想の世界や、
バーチャルな世界に引きこもりがちです。
ケチくさく、なんでも出し惜しみする傾向が
あります。
自分の持っている知識や情報も、
他の人に伝えようとはしないところもあります。
【長所】
◎冷静沈着
◎洞察力がある
◎思慮深い
◎革新的
【短所】
◎理屈っぽい
◎偏屈で変わり者
◎ケチ
◎融通がきかない
≪タイプ6≫
安全を求める
忠実タイプ
義務に忠実で、謙虚、
規則や約束事をよく守ります。
やるべきことは手順や段取りどおりに、
きちんとやっていきます。
身の回りの整理整頓も
心がけているでしょう。
何事にも慎重ですが、
いざというときは、
誰よりも勇敢に行動します。
自分に所属する組織や団体の一員として
誇りを持ち、よく働きます。
目上の人には丁寧に礼儀正しく接し、
目下の人には先輩として
取るべき立場を取ろうとするでしょう。
危機管理能力が発達していて、
問題が起きる前に防衛策を考えられます。
ただ、規則やルールにとらわれ、
杓子定規に物事を処理しようとします。
決断力に乏しく、優柔不断な傾向もあります。
保守的で頭が固く、
異なる価値観を持つ人々を受け入れにくい面も。
グループの中では派閥を作りやすく、
自分の気に入らない人を
仲間はずれにしたり、ひそかにグループから
追い出そうとすることがあります。
【長所】
◎誠実
◎良識がある
◎細かいことによく気がつく
◎几帳面
【短所】
◎保守的
◎追従的
◎猜疑心が強い
◎臆病で気が小さい
≪タイプ7≫
楽しみを求める
楽天家タイプ
明るく社交的で、好奇心旺盛。
フットワークが軽く、積極的に
いろいろな場所に出かけていきます。
好きなことには熱中しやすく、
冒険を好み、いつも元気に
飛び回っている人です。
きわめて楽天的で、
どんなときにも希望を失いません。
子どものような無邪気な遊び心で、
人生を大い楽しみます。
頭の回転が速く、いくつかのことを
同時にやれる器用さを持っています。
頭の中で、次々と新しい計画を
立てているでしょう。
場を盛り上げることも得意です。
ただ、熱しやすく冷めやすい面があります。
1つのところにじっとしていられず、
目の前のことより
ほかのことに気を取られてしまいます。
欲しいものはなんでもすぐ手に入れたくなるため、
衝動買いや浪費に走りやすい傾向も。
つらいことや苦しいことは
見ないようにしているため、
人間的な深みに欠け、
軽薄な印象を与えることがあるでしょう。
【長所】
◎楽天的で明るい
◎社交的
◎冒険心に富む
◎アイディアが豊富
【短所】
◎集中力に欠ける
◎責任感に欠ける
◎熱しやすく冷めやすい
◎浪費家
≪タイプ8≫
自力で突き進む
挑戦者タイプ
エネルギッシュで意志が強く、
いったん決めたことは必ずやり遂げようとします。
その場を仕切り、全体を見ながら、
人を引っ張っていく力もあります。
チャレンジ精神旺盛で、
リスクの高いことにやりがいを感じます。
逆境に強く、どんなときにもへこたれません。
人に対して裏表がなく率直で、
誰に対しても同じ態度を取ります。
人は人、自分は自分と考えていますが、
頼られると放っておけず、
めんどう見もよいです。
しかし気が短く、忍耐力にかけます。
人に対しては初めから、
挑戦的で敵対的な構えで、
けんかっ早いところもあるでしょう。
協調性がなく、人に合わせるのも苦手。
思ったことをずけずけ言って、
周囲のひんしゅくを買ったり、
人を傷つけたりすることも。
必要以上に強がっている面があり、
気持ちの触れ合うようなつきあいを
避けがちです。
【長所】
◎意志が強い
◎決断力・実行力がある
◎リーダーシップがある
◎自立的
【短所】
◎攻撃的
◎人を傷つける
◎短絡的
◎復讐心が強い
≪タイプ9≫
平穏を好む
平和主義タイプ
情緒的に安定し、落ち着きがあります。
いつもゆったりと構え、
素朴で飾らず、自然体、
周囲の人をほっとさせます。
争いや対立を好まず、
どんな人も受け入れます。
人の話を黙ってうなずきながら聞けるので、
もめごとや争いごとの調停役となり、
物事を丸く納めることができます。
物事を手につけるまでには
時間がかかります。
しかし、いったん動き出すと
大きな力を発揮し、
粘り強くやり遂げることができます。
その一方、変化や刺激を好まず、
事なかれ主義のところが。
積極的になにかをする意欲に欠け、
決まったことをだらだらと続けます。
自分はたいした人間ではないと思いこみ、
他人が大事にしているものも
過少評価する傾向があります。
怠業で何事もめんどうくさがります。
自分で考えず、他人の意見に
同調しやすいところも。
「ノー」と言えず、
後で困る場合もあります。
【長所】
◎おおらか
◎落ち着きがある
◎調和的
◎辛抱強くマイペース
【短所】
◎怠業
◎無気力
◎頑固で片意地をはる
◎自己評価が低い
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それぞれのタイプに一長一短があることが
理解できたのではないでしょうか

さて最後に『エニアグラムでパートナー探し
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もしあなたが似合いの相手を見つけたり、
人間関係を改善したり、
あるいは人間一般を理解する方法を
探しているのなら、
この本はまさにぴったりです。
ここであなたはエニアグラムが説明する
9タイプの人々に出会うことになります。
エニアグラムは、
さまざまな性格の特性と問題を特定し
説明する役に立ちます。
さらに、私たちがおたがいに異なっているのは
悪くないと教えてもくれます。
9つのタイプはそれぞれ異なる動機をもっており、
その点から見れば、
9つのちがう惑星から来たようなものです。
各タイプはそれぞれ異なる価値体系と
異なる現実をもち、
人生にもちこんでくるものも、
人生から求めるものも異なります。
(中略)
エニアグラムはあなたの変化と成長を助け、
伴侶を賢く選び、あるいはこじれた関係を
修復する道具となります。
・・・・・・3つのセンター
「センター」を見つけることが
タイプを見つける出発点です。
各タイプは、
身体の一部と対応しています
(心臓(ハート)=タイプ2,3,4
頭(ヘッド)=タイプ5,6,7
腹(ガッツ)=タイプ8,9,1)。
自分と同じセンターの人と付き合うほうが
簡単かもしれませんが、
他のセンターの人と親しい関係になれば、
バランスのとれた性格になるのに
役立ちます。
【訳注】本書では心臓・頭・腹の各センターを、
その意を汲んでそれぞれ、
感情センター、思考センター、本能センターと
訳しました。
・・・・・・感情センターのタイプ
これらのタイプは
ハートとつながることに関係があります。
この人たちは自分が人にどう見られているかに
焦点を当てているため、
ときどき自分の真の感情から
遠ざかってしまう場合があります。
援助する人(タイプ2)
人間に関心があり、養育者の役をし、
愛らしいイメージを与えようと努めます。
目的を遂げる人(タイプ3)
社会的に認められた規準に照らして、
よく見られようと努めます。
夢見る人(タイプ4)
自分自身を表現したい、
独創的に見られたい、
という強い欲求をもっています。
・・・・・・思考センターのタイプ
このセンターに属するタイプは、
恐れの対処法がそれぞれ異なります。
観察する人(タイプ5)
自分の能力に頼り、
知識で武装したり傍観者的態度をとることで
身を守ろうとします。
慎重に調べる人(タイプ6)
用心深くしたり、
権威者の承認を得たり、
権威者に反抗することによって、
恐怖心をコントロールしようとします。
冒険する人(タイプ7)
積極的で楽天的です。
この人たちは恐れを含む不快な感情に
直面することを避けようとします。
・・・・・・本能センターのタイプ
このタイプの人たちは、
自分をかえりみない態度、
および怒りにまつわる問題を抱えています。
自分を主張する人(タイプ8)
力強くて、怒りを表現することを
恐れません。
平穏無事でありたい人(タイプ9)
人のいいなりになりがちで、
自分の中の怒りとの接触を
失っています。
完全でありたい人(タイプ1)
怒りは性格の欠陥であると見なして、
抑圧しています。
エニアグラムが教えようとしていることのひとつは、
あなた自身の中にあるこれら3つのセンターを観察し、
それらを調和させることなのです。
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それとたとえば同じ場所でも
各タイプでこのような違いがあります
上記の絵は『エニアグラムでパートナー探し
よく、個性だ、自分らしさだといいますけれど
そこだけ(自分の特徴だけ)を強調し過ぎると
全体的に見るとバランスを失ってしまいます。
中心点があるとすると
みんな歪んでいるわけですから・・・。
たとえば、血液型がA型だと
争い事を避けるために自分を抑えがちな人も多いです。
逆に血液型がB型の人は
自己中心的な人も多いです。
その人から自分を見れば正しい思考、行動でも
周りから歪んでいます。
社会は自分だけのものではないし、
何人たりとも特権を与えられているわけではないので、
“個性と調和(バランス)”を欠いてはならない。
自分のタイプを活かし、
自分のタイプに固執しない。
“実るほど頭の下がる稲穂かな”という言葉がありますが
教養や徳のある人ほど謙虚で腰が低いのは
全人格を獲得しているからなのでしょう☆
その“全人格の獲得し調和”を目指していかないと
学級崩壊からいずれは社会崩壊まで行ってしまう。
個性が突出している人が多くなって昨今、
社会崩壊の危惧を感じ
私のウイングはタイプ1なので
壊れていくものを修復しようという行動特性があり
警鈴を鳴らす意味で今回ブログに書いてみました。
それと、ちょっと読んだり学んだだけで
この人わかったとか思わない方が良いです。
ピーター・ドラッカー氏の言葉に
『人を見分ける力に自信がある人ほど
間違った人事を行う。
人を見分けるなどは、
限りある身の人間に与えられた力ではない』があります。
基本タイプは1つですが
すべての要素を持ち合わせていると私は書きましたし、
無意識のまま刺激に反応しているのか、
意識しながら生きているのかでも
行動は同じように見えても内容はまったく違いますし、
健全度も人それぞれですから・・・。
たとえば夫婦でも
『こいつはこのポイントを押さえておけば大丈夫』と思った瞬間から
悲劇は始まるのと同じこと。
それと同じように
人間なんてそんな単純な生き物ではない。
もっと複雑よ!
でも、お互いを少しでも理解し合うツールとしては
エニアグラムはみなさんの手助けとなれることでしょう。
私はこの人、パフォーマンスバランスが悪いなと思ったときに
エニアグラムを活用しています。
ですから普段から、この人あのタイプなんて分析はしていません。
人間そのものの魅力を感じられなくなっちゃうので。
さて私はエニアグラムを活用している一人ですが
エニアグラムの専門家ではありません。
エニアグラムを探究したい人は
その道を極めている方から
学んだ方がよろしいかと私は思います。
ただプログラム内容には、差はありますので
ご自身の判断でお選びくださいませ。
最後の最後に『エニアグラム 自分のことが分かる本
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エニアグラムを導入している企業は、
モトローラ、プロスター&ギャンブル、
ボーイング、アップル・コンピュータ、
ソニー、トヨタ、コカ・コーラ、IBM、
アリタリア航空、プルデンシャル、
コダック、ゼネラル・モーターズ、
ヒューレット・パッカード、デュポンなど
多数にのぼります。
日本国内でも、規模や業種を問わず、
多数の企業や組織で導入され、
近年ますます身近になっています
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他にはCIA捜査官や家庭教師のトライなども
活用していたはずです。
今回はさまざまなことを書いてきました。
何かのお役に立てることがありましたら
幸いです☆
※今回のブログで
特定の人物が登場しましたが
特徴から推測した範囲内であり
本人がそのタイプかどうかを
確定しているわけではありません。
それとどうしてもエニアグラムの有効性を
多くの人に理解していただきたいために
具体例として挙げてしまい
デリカシーのない部分があること、
誠に申し訳ありません。
どうか、ご容赦下さいませm(__)m
☆HAVE A NICE DAY☆
2012年5月2日 感謝をこめて
