今日の朝、ツイッターの方へ書いた連続投稿の内容を
ブログにも残しておこうと思いました。
今回の衆院解散・総選挙は、
野党の「政治とカネ」の追及から、
今のうちに衆院解散・総選挙すれば
ダメージは最小限に収めることができるという
与党側の保身としか私には映りません。
安倍首相が18日、
首相官邸で行った記者会見の要旨によると⇒
こちら(リンク先は毎日新聞のウェブニュース)
この中で、安倍首相は、
国民生活、国民経済にとって重い決断をする以上、
速やかに国民に信を問う、と述べています。
この安倍首相の考えに沿うならば、
特定秘密保護法案なども衆議院を解散し
国民に信を問うべき課題だったと私は考えます。
結局は衆院解散・総選挙の理由を
いくら後から付け加えても
「政治とカネ」の追及から逃れるための
誤魔化しにしか
私には聞こえません。
経済政策「アベノミクス」の継続について
国民の信を問うというが、
各党が経済政策を打ち出して、
どの党の経済政策を支持しますか?と国民に問う衆院解散・総選挙なら、
衆院解散・総選挙をやる意味も私には見えてくるのですが・・・。
さて、ここで、2009年の衆議院選で民主党政権が誕生し、
どのようなことが起きたのか、思い出してみたい。
2010年の11月には、
尖閣流出ビデオが流され、
日本の近海で起きている事実を目の当たりにし、
お試し政権(民主党政権)にこのまま任せていて大丈夫なのか?
国民は大きな不安を抱くようになりました。
「一に雇用、二に雇用」と、
言葉では調子のいいことを言っておきながら
無策政治しか、しなかった。
そして3.11後の対応の悪さ、
国を動かす事の未熟さが露呈し、
最後に先の衆議院議員総選挙の直前に起きた
笹子トンネル天井板落下事故で、
2009年の民主党は「コンクリートから人」と言ってきたけど
コンクリート(公共事業)も必要なところへは使わないと、
と国民は再認識したはずです。
さらに総理大臣になる準備をしていない人が
総理大臣になってしまうと、
総理就任後3か月ぐらい経ってから管直人氏が
「初心者マークが取れたかな・・・」と発言したように、
未熟な政党から総理大臣が誕生すればどういうことが起きるのか?
官僚主導から政治主導を訴えて民主党政権になり、
内閣官房に国家戦略室を設置したが
結局は政治主導で予算が組める力はなかった。
例えを使って書くとすれば、
官僚は省益を守るために毎日筋トレをしているようなもの。
では政治家は週に何日筋トレしているのか?
こう考えると、自民党でも
自民党以外の党が政権を取ったとしても、
これからも官僚主導が続くのは
避けられない事実と
言えるのではないでしょうか!?
さらに、以前、確か古賀茂明氏が
テレビで言っていたのですが、
大臣を手懐け、我々の言う通りに動いてもらう
(自分たち官僚の支配下に大臣を置く)ために、
大臣が答弁するときに
適当な答弁書を官僚が渡して、
大臣が答弁に困り果てたときに、
そっと後ろから「大臣、これですよ」と救いの手を差し伸べれば、
官僚がいないと大臣はやっていけないという状態を
作り出すこともあるというお話をされていました。
要するに、官僚に勝てない政治家ばかりというのが現状でしょうか!?
荒木飛呂彦氏の作品「ジョジョの奇妙な冒険」では
『悪の定義は人それぞれに違うし、
状況で変わってくるけど、
“他人を踏み台にする人”、
これは絶対に、 誰が何と言おうと悪だと思う』
というセリフが出てくるが、
結局、野党は自民党を叩いて、
自分たちが伸し上がるという
“風”頼みの“邪道”な攻めしか能が無いし、
唯一“王道”の戦いをした2009年ごろの民主党は
自民党の政策に反対というよりは、
自民党の政策よりも国民に支持される政策を打ち出したり、
次の内閣などを作り、
政権を担当する能力があることをアピールしてきたが、
蓋を開けてみれば、
政権担当能力を有しない未熟な政党だった。
その反省から、政権担当能力をつけようと
土台作りにこの間、
野党が励んだのかというと私にはそうは映らない。
私は、集団や個人の実力や正確な評価に対して
適切に分配されるべきというのが信条なので、
既得権益打破のために今まで野党側を応援してきたが、
民主党政権を一回やらせてみて判ったのは、
この国に政権担当能力があるのは現状では
残念ながら自民党だけだということ。
本来なら政権担当能力がある二大政党で、
緊張感のある政治が行われるのが私の理想であるが、
私利私欲、党利党略しか考えない同じ顔ぶれの政治家が
毎回立候補し選ばれている限り、
この国は変わらない。
マーガレット・サッチャー氏は
『支出を削減しないと、国は破産するのよ。
薬は苦くても、それを飲まないと患者は死ぬ。
薬を飲むなと言うの? 私たちは間違っていません!』
という発言もありました。
日本の未来を一番最優先するのなら、
苦い薬を飲まないといけないときもある!
民主党政権で本来なら、
公務員改革、公益法人の見直し。
それから一般会計と特別会計を一回全部見直して
政策に順位を付ける。
それでも最終的に財源が足りなかった場合、
やむを得ず消費増税というプランだったが、
課題山積みで待った無しの状態で、
しかも官僚に負け、力強い政治家がいないのが現状だから、
とりあえず消費増税で
呼吸(延命)していくしかなかったのではないか!?
そう考えると、たとえ民主党の票を落としても、
国の未来を最優先した野田佳彦氏の選択は
果たして間違っていたのか!?
『正義の尺度は声の多数ではない』
これはフリードリヒ・フォン・シラーの名言であります。
国民も日本の将来について目を見開いて
真剣に考えていくべきターニングポイントにきていると
私は感じていますが・・・。
既得権益を続ける自民党政治にも私は魅力を感じないが、
政権担当能力がない野党にも私は魅力を感じない。
そんな時代ですが私は毎回投票には行きます。
なぜなら、ある一定の基準を満たせば
日本国民誰もが投票できるのは先人の努力のおかげなので!
でも今回の投票用紙には『該当者なし!』と
勇気を持って書き込むことに私はしました。
力強い本物の政治家が現れるまで!
☆HAVE A NICE DAY☆
2014年11月19日 感謝をこめて
posted by エンジェルアイ at 10:06|
日記
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